28年以上愛され続けているティーライフの「プーアール茶」。
お茶に含まれる「カテキン」が注目を浴びた当時、「茶葉のルーツを辿っていけば、もっとカテキン含有量の多い理想のお茶に出会えるはずだ!」と考えた伸ちゃんは、山岸さんと共に中国へと旅立ったのでした。
▲雲南省の茶葉仕入れ元からの寄贈品。
固められたプーアール茶葉には
「ティーライフ」の文字が。
理想と違った
プーアール茶との出会い
伸ちゃん 理想のカテキンを多く含む茶葉は、初めに訪れた福建省や広東省で、「プーアール茶」という形で見つけることができたんだ。しかし、複数の産地の茶葉をブレンドしているらしく、製造する毎、淹れる毎に味が違う…。これではお客様には出せないと思ったんだよ。
山岸さん プーアール茶なら何でもいい訳では無く、安定して、高品質なものをお客様に提供したいですからね。
「納得できないものは、お客様に届けられない。」
そう言い切った伸ちゃんのひと言が、お茶の木発祥の地である、中国奥地の雲南省へ。本気の旅の始まりでした。
盃を交わして絆を深める
山岸さん 当時の中国奥地は日本人が訪れる機会もほぼ無い土地。辿り着いて、文化の違いに本当に驚かされました。
伸ちゃん そんな私たちに対して、現地の少数民族の方々は、皆笑顔で出迎えてくれたね。日本では目にすることがないビックリするような食べ物もあったけど(笑)それも彼らなりのおもてなし!そうやってお酒を酌み交すのも信頼関係を築くのに大切なんだよね。
山岸さん 現地のお酒はアルコール度数も高いんですけど、伸ちゃんはお酒が強くて、よく勧められていましたね(笑)
温かく迎えられる伸ちゃん
山の中にのびのびと
自生する茶の木たち
伸ちゃん お茶の木発祥の地、雲南の山に入ってまず驚いたのは圧巻の大自然。美しい花々が咲き乱れ、その中でお茶の木がのびのびと自生し、葉も大きくて厚く、とても力強かった。
山岸さん 日本の茶畑とはまるで別世界。樹齢百年以上の茶の木も珍しくない「雲南大葉種」に伸ちゃんは目を輝かせていましたね。特に「茶樹王」と呼ばれる茶の木は樹齢千七百年!
伸ちゃん ぼくは雲南に力強くそびえ立つ大きな茶の木を見て、理想の茶葉が採れるんだと確信したんだよ!
受け継がれる秘伝の工程
山岸さん しかし、雲南大葉種は日本の茶の木から採れる茶葉と違って、蒸しただけでは渋くて飲めない。そのため現地では数ヶ月間醗酵させて、独特の熟成香がするプーアール茶へと仕上げて愛飲されてきました。プーアール茶にとって、醗酵は命とも呼べる工程です。
伸ちゃん 醤油や酒と同じように、プーアール茶の醗酵もそこに棲みつく微生物の違いで味が全く変わる。美味しく、安定した味わいに仕上げてくれる技術を持っている方と出会うことができたのは財産だと言えるよ。
伸ちゃん 醗酵工程は現地の方にとっても、プーアール茶の美味しさを左右する機密事項と言えるもの。その現場を特別に見せてもらうことができたのも、私の「よりよいプーアール茶をお客様に届けたい」という思いが伝わった証だと思うよ。
山岸さん 渡航は30回以上。ミャンマーとの国境沿いにある茶畑は、現地公安の厳しい目もあり、簡単な旅ではありませんでした。
伸ちゃん お客様に自信を持っておすすめできるプーアール茶を販売できているのも、山岸さんの案内のおかげです。本当にありがとうございます。














